UVクリームの選び方とSPFの影響について
私は中学生のころから、日焼けをなるべくしないように気を付けて、UVクリーム(=日焼け止め)をこまめに塗ってきたので、40代になっても、シミ・しわが少なく、いまのところ肝斑もできずにいます。UVクリームは、用途や肌質に合わせたものを選んで、一年中使うことが大切です。
自分に合ったUVクリームを見つけるためのポイントを解説します。
SPFとPAの違い
UVクリームにはSPFとPAの表示があります。
- SPF(Sun Protection Factor)
→ UVB(紫外線B波)を防ぐ指数- SPF1あたり約15分の紫外線防御効果があるとされ、SPF50なら約12時間(50×15分)持続する計算になります。
- ただし、汗や皮脂で落ちるため、実際には2~3時間ごとの塗り直しが必要。
- PA(Protection Grade of UVA)
→ UVA(紫外線A波)を防ぐ指数- 「+」の数で効果を示し、**PA+~PA++++**までの4段階があります。
- PA+:UVA防止効果が弱め(短時間の外出向け)
- PA++++:UVA防止効果が非常に高い(アウトドアや長時間の活動向け)
SPFが高いと肌への負担は増える?
結論から言うと、SPFが高いほど肌負担が増える可能性はありますが、必ずしも肌への負担が高いとは限りません。
- 理由①:紫外線吸収剤の影響
SPFが高い日焼け止めには、紫外線吸収剤が多く含まれていることがあり、これが肌への負担となることがあります。(吸収剤は化学反応で紫外線をブロックするため、肌が敏感な人には刺激になる場合がある) - 理由②:落としにくい処方
SPF50+などの高SPF製品はウォータープルーフ処方のものが多く、クレンジングでしっかり落とす必要があるため、肌に負担をかけやすい。 - 理由③:成分の違い
SPFの高さよりも、使用されている成分が肌負担を左右する。敏感肌向けのものは、低刺激処方(紫外線散乱剤メイン)で作られていることが多い。
シーン別のおすすめSPF・PA
日常生活(買い物・通勤・通学)
- SPF20~30 / PA++程度
- 肌負担を減らすために、軽いテクスチャーのものを選ぶ
- 敏感肌なら「ノンケミカル(紫外線散乱剤のみ)」のものがおすすめ
屋外でのレジャー・スポーツ
- SPF50 / PA+++以上
- 汗・水に強いウォータープルーフタイプが良い
- こまめな塗り直しが必須
日焼け止めの正しい使い方
- 適量をしっかり塗る(少なすぎると効果半減)
- 顔にはパール2粒分程度、体には500円玉大を意識。
- 2~3時間ごとに塗り直し
- 汗や皮脂で流れやすいので、こまめに塗り直す。
- 日焼け止めはしっかり落とす
- ウォータープルーフタイプはクレンジングオイルや専用リムーバーで落とすと肌負担を減らせる。
まとめ
- 日常生活ならSPF20~30 / PA++でOK、レジャーなら**SPF50+ / PA++++**を選ぶ
- SPFが高いほど肌負担が増えることもあるが、成分次第で肌の負担は変わる。
- 敏感肌ならノンケミカル(紫外線散乱剤)の日焼け止めがおすすめ
- こまめに塗り直し、落とすケアも大切
肌質やシーンに合ったUVクリームを選んで、上手に紫外線対策しましょう!