生理痛が辛い。薬に頼る前にできること

健康

10代、20代の頃、人並みに生理痛があり、毎月生理が来るのが憂鬱でした。

痛み止めの薬を飲むほどでもありませんでしたが、特に2日目は下腹部の鈍痛が酷くて、「く」の字になって布団の中でのたうち回るときもありました。

30代、40代では、生理痛は軽くなり、周期もしっかり来るようになり、むしろ前兆がなさすぎて「ひぇ~!生理が来ちゃった」と女子中学生のように慌ててしまう月があるくらいです。

私の場合、生理痛が軽くなったのは・・・ずばり食事を見直して、体を動かす習慣を身に着けたことが大きいです。

いまは良いお薬がありますので、毎月の辛い生理痛を我慢せず、お薬を処方してもらうのも一つの方法です。ですが、西洋医学というのは、あくまで症状を化学物質で抑える対症療法です。

あまりにも重い生理痛は、病気の予備軍が隠れていることがありますので、婦人科で診ていただきましょう。

生理痛は、ホルモンバランスの変化や血流の滞り、子宮の収縮によって引き起こされます。食生活や運動を見直すことで、生理痛を軽減することは可能です。

どんなことを見直せばよいのか、ポイントをまとめてみました。


食生活で生理痛を和らげるポイント

◎ 生理痛を軽減する食べ物

① 血流を促進する食材

👉 鉄分・ビタミンEを多く含む食品

  • 鉄分(貧血予防):レバー、赤身肉、ひじき、ほうれん草
  • ビタミンE(血行促進):ナッツ類、アボカド、かぼちゃ
  • オメガ3脂肪酸(抗炎症作用):サバ・イワシ・サーモンなどの青魚、亜麻仁油

② ホルモンバランスを整える食材

  • 大豆製品(イソフラボンが女性ホルモンを調整):豆腐、納豆、豆乳
  • 発酵食品(腸内環境を整え、ホルモンバランスをサポート):ヨーグルト、キムチ、味噌

③ 筋肉の緊張を和らげるミネラル

  • マグネシウム(子宮の緊張をほぐす):アーモンド、バナナ、海藻類
  • カルシウム(神経の安定):チーズ、小魚、ほうれん草

✖ 生理痛を悪化させる可能性がある食べ物

① 体を冷やすもの

  • 冷たい飲み物、アイス、白砂糖の多いスイーツ
  • 生野菜(特に夏野菜) → スープや温野菜にすると◎

② 血流を悪くするもの

  • カフェイン(血管収縮)→ コーヒー、紅茶、エナジードリンク
  • 塩分・加工食品(むくみの原因)→ インスタント食品、スナック菓子、ハム・ソーセージ
  • アルコール(ホルモンバランスを乱す)

運動で生理痛を軽減する方法

適度な運動をすると、血流が改善し、子宮の収縮がスムーズになるため、生理痛が和らぐことがあります。

◎ おすすめの運動

① 有酸素運動(軽めのもの)

  • ウォーキング(血流促進&リラックス効果)
  • ヨガ・ストレッチ(骨盤周りの筋肉をほぐし、痛みを和らげる)
  • スロージョギング(軽い負荷でリズムよく動くと血流UP)

② 骨盤周りをほぐすストレッチ

  • 猫のポーズ(背中・骨盤を柔らかく)
  • 骨盤回し(腰をゆっくり回すだけでOK)

③ リラックスできる軽い筋トレ

  • プランク(体幹を鍛えて骨盤の安定に)
  • ヒップリフト(腰回りの血流を良くする)

🚫 NGな運動

  • 激しい筋トレ、ダッシュ、ジャンプ(痛みが悪化することも)
  • 過度な運動はストレスになり逆効果

生活習慣の見直し

  • 体を温める(湯船につかる、カイロを使う)
  • ストレスを減らす(深呼吸、アロマ、適度な休息)
  • 睡眠をしっかりとる(ホルモンバランスを整える)

まとめ

バランスの良い食事(鉄分・マグネシウム・発酵食品を摂る)
適度な運動(ウォーキング・ヨガ・ストレッチ)で血流を改善
冷えやストレスを避けることで、生理痛を軽減

「食事+運動+生活習慣の改善」を意識することで、生理痛の軽減やホルモンバランスの安定が期待できます。無理せず、できる範囲で取り入れてみてください。

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