私の同僚に、お口のケアの意識の高い方がいて、毎食ごと、こまめにしっかり歯磨きをしていたら・・・知覚過敏になった方がいます。
実は私も、毎食ごと(=1日3回)歯磨きをしていたら、強く磨き過ぎていたようで、知覚過敏になってしまいました。その後、磨き方や歯ブラシを変え、昼休みは、食後のガムを噛んで、歯にくっついた食べかすを取り、うがいをする程度にしたら、知覚過敏の症状が消えました。何事もやりすぎは良くないのです。
今回は、歯磨きのしすぎ(過度なブラッシング)によって知覚過敏になる原因、防止法について調べてみました。
原因
エナメル質の摩耗
- 強すぎる力で磨いたり、硬い歯ブラシを使ったりすると、歯の表面のエナメル質が削れてしまいます。
- エナメル質が薄くなると、その下にある象牙質(知覚がある部分)が露出し、知覚過敏を引き起こします。
歯ぐきの退縮
- 過度なブラッシングにより、歯ぐきが下がることがあります。
- 歯ぐきが下がると、歯の根元(象牙質)が露出し、冷たいものや甘いものがしみるようになります。
研磨剤入りの歯磨き粉の使いすぎ
- 研磨剤が多く含まれた歯磨き粉を長期間使いすぎると、エナメル質が削れやすくなります。
予防策
- 適度な力で磨く(力を入れすぎない)
→「鉛筆を持つような軽い力」でブラッシングしましょう。 - 柔らかめの歯ブラシを使う
→「やわらかめ」や「ふつう」の歯ブラシを選ぶのがおすすめです。 - 適切な歯磨きの回数と時間を守る
→ 1日2〜3回、1回2〜3分程度を目安にしましょう。 - 知覚過敏用の歯磨き粉を使う
→ フッ素入りや知覚過敏を抑える成分(硝酸カリウム、乳酸アルミニウムなど)が含まれた歯磨き粉が効果的です。 - 歯科医のチェックを受ける
→ 歯ぐきの状態やブラッシング方法を定期的にチェックしてもらいましょう。
もしすでに知覚過敏の症状が出ている場合は、早めに歯科医院に相談しましょう。